2005年08月31日

トムとジェリー

ジェリー「〜♪」

トム(へへっ、このバケツで…)

カポッ

トム「やった!つかまえたぞ!どれどれ…」

チッチッチッ…

トム「あっ、ダイナマ

ボガーンッ!

トム「痛てててて、くそぉ…」

客「アハハハッ!」


(翌日)

ジェリー「あ、トムだ。」

トム「…。」

ジェリー「あんなビルの上で何やってるんだ?」

カシャンッ

ジェリー「あっ、柵を開けて……まさか……自殺!? と、止めなきゃっ!」



ヒュゥゥゥ…

トム「やっぱ高いなぁ…」

ジェリー「トム!」

トム「やぁ、来たかい。」

ジェリー「何やってるんだ! はやくこっちに戻ってこいよ!」

トム「いや、それはできない…」

ジェリー「なんでだよ!」

トム「もう疲れたんだ…この…ありきたりな日常にさ…」

ジェリー「なっ!」

トム「毎日毎日お前を追っかけたり、追っかけられたり…」

ジェリー「…。」

トム「そして、いつも最後はオレが体を張って笑いをとる…」

ジェリー「だって、それはお前…オレたちがコンビを組んだときからの方針で…」

トム「ああ、それはわかってるさ。」

ジェリー「だったら…

トム「でも、もう嫌になったんだ。傷つくのはいつもオレだけ…

   お前はいつもすました顔で普通に演技してりゃいいけど、

   こっちは一歩間違ったら大怪我なんだ…『常に死と隣り合わせ』

   そんな状況がだんだん怖くなってきてさ… オレ…

   もうすぐ死ぬのかな? 死んだら楽になれるのかな? って

   最近はよくそんなことを考えるんだ…。」

ジェリー「弱気なこと言うなよ! 残されたオレはどうすりゃいいんだよ!」

トム「お前はオレにくらべたら顔もいいし、普通に俳優としてやっていけば

   いいじゃないか。オレにはこれ(お笑い)しかないんだよ…。」

ジェリー「そんな…」

トム「もう、追っかけっこは終わりにしようぜ。」

タッ

ジェリー「ちょっ! はやまるなって!」

トム「結局オレは…お前の背中ばっかり追いかけてた気がするよ…」

フワッ



ガシッ!

トム「!?」

ジェリー「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!」

トム「ジェリー…」

ジェリー「お前がいないと何もできないやつだっているんだよ!」

トム「…。」

ジェリー「お前はいつだってそうだ…1人で全部背負い込んで…

     オレらコンビじゃねぇかよ! つらいことがあったら

     助け合ってやっていくのがコンビってもんだろ!」

トム「…。」

ジェリー「よく見たら、お前の手ボロボロじゃねぇか…

     こんなになる前に… なんでもっとはやく

     オレに相談してくれなかったんだよ…   ググッ!」

トム「や、やめろ!お前の体重でこれ以上はもたないだろ!

   このままじゃあ、お前まで一緒に落っこっちまうぞ!」

ジェリー「へへっ、肉球って結構すべるんだな。もう腕がちぎれそうだぜ。」

トム「ジェリーッ!!」


スルッ


ジェリー「あっ!」

トム「…。」

ジェリー「トムゥゥゥーッ!!!」


ヒュゥゥゥ…












クルッ タンッ

スタスタスタスタ…



ジェリー「えぇっ!!?」

客「アッハッハッハッ!」









トム「な? たまにはこういうのもええんちゃう?」

ジェリー「そうやな。アリやな。」
posted by Joker at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫才・コント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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